フィラリアの予防期間

2013年03月09日

今、猛烈に悩んでいること・・・それはフィラリアの予防期間です。
ファラリアは蚊が媒介する寄生虫。感染すると皮膚の下で2~3か月成長・脱皮し、その後血流に乗って心臓・肺動脈にたどり着き、成虫になって居座ります。
フィラリア予防とは、皮膚の下にいる間なら安全にやっつけられるから毎月1回駆虫薬を飲ませよう!というものなのです。大人になったフィラリアを除去するのは恐ろしいですぞ!(恐ろしい経験あり)
さてこのフィラリア予防、どうやって予防期間を決めているか。それはHDU(Heartrorm Development heat Unit)です。あ、横文字・・・・・・(-_-)zzz
・・・・・・、これは最高気温と最低気温から蚊の体内のフィラリアが感染開始OKになる期間を算出できるものです.
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愛知県は5月中旬から11月上旬くらいまでが感染可能理論期間。予防期間は感染開始後1か月以内~感染終了1か月後、つまり6月中旬~12月中旬の計7回でいいじゃん!ということになるのですが、ここ15年間で4月が感染開始だった年があったり、地球温暖化の影響を考えたり、6月の投薬を失敗する可能性を考えたりすると、5月中旬~12月中旬の計8回の方が安心!ってことになります。

ということで、当院では5月15日~12月15日を推奨フィラリア予防期間とさせていただきます。8回分のお薬が必要ということですね。
注射なら1回打つだけで1年間予防できます。

猫のフィラリア予防は、リスクから考えると、個人的には6月~12月の7回の予防でよいのではないかと思います。

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