人間ドックを受けて感じたこと

2019年04月25日

ご無沙汰しております。院長石川です。

本日、本格的な人間ドックを受けてきました。

一般的な検査は色々あるとして、それらに加えて、

・CT

・MRI

・胃カメラ(内視鏡)

と実施しました。

なんでそこまで詳しく調べたかというと、今後名古屋みらい動物病院を発展させるにあたって、自分自身の健康状態を把握するためです。

検査を受けて感じたことは、

「小さい子供もしくは動物だったら、検査を受けるときに、きっとものすごい恐怖に襲われるだろう。」

ということです。

CTは撮影時間も短くいいとして(被爆の問題はありますが)、すごい音と振動に襲われ撮影時間も長いMRIと、地獄の苦しみを味わった内視鏡検査(注)は考えさせられるものがありました。

(注:鼻からの内視鏡の予定が、種々の事情から口からになってしまった影響です。鼻からできる人であればかなり苦痛が軽減されるそうです。さらに内視鏡検査担当の方が知り合いというなんだか嬉しくない偶然も!(笑) 世の中狭いですよね〜)

自分自身が行う検査のテクニックの向上や、実施時間の短縮は当たり前の課題ですが、必要だから提案をしている状況下での「麻酔は嫌だから無麻酔でやって欲しい」という飼い主さんからのニーズに応えるのが必ずしも適切なのかと考えさせられます。(ちなみに動物では無麻酔でMRIや内視鏡検査を行うことは基本できません)

ある程度の医学的知識を有していたり、実施される意味・目的を理解していても、受け入れがたい苦痛を感じてしまうのに、それらを理解できない動物が許容できるとは到底思えませんでした。

知らず知らずのうちに他者視点を忘れ、自分本位になってしまいやすいのが日常というものですが、それを見直す良いきっかけになった一日でした。
できるだけペットに優しく飼い主に優しい病院づくりを目指します。

もちろん自分の健康状態も大事ですけどね!(笑)