パピークラス開催報告

2013年06月24日

6月18日(火)と22日(土)に記念すべきパピークラスの開催をスタートしました。
まだ当院は開院して9ヶ月なので、参加者の方が沢山!というわけにはいかないですが、4家族の方にご参加いただけました。
遠方から足を運んで頂いた方もいて、皆さん、ご参加いただき本当に感謝しております。

30分間のオリエンテーションの間、わんちゃんは別室待機ですが、その間当院が初めての子は身体検査と検便をします。
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そしてテーマレッスンの最初に、毎回スタッフが診察室に飼い主さんとわんちゃんを呼んで、診察台の上でおやつを食べたり、撫でてもらったりします。子犬の社会化期にこれを行うことで、「動物病院・診察台・病院スタッフ」=「怖い」、という多くのわんちゃんで見られるこの図式よりも先に、「動物病院・診察台・病院スタッフ」=「嬉しい」という図式を加えることができます。成犬になってからはなかなか難しいです。すでに当院にはシッポを振って喜んで入ってくるわんちゃんが何匹がいます。
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火曜日担当、Pooches(プーチーズ)久保田さんによるテーマレッスンです。
歯みがきの練習ですが、いきなり歯ブラシを口の中に入れるのではなく、まずは歯ブラシが近づいてくるといいことが起こるんだ!ということを学習させます。
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土曜日担当、Pooches鈴木さんです。
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講師の方はお二人とも動物行動学に関して毎月勉強会を開いていて、共通の理論のもとレッスンを行っているので、内容にブレがなく安心してご参加いただけます。レッスンは火曜日と土曜日を連続して参加して頂いても構いません。

これから毎月4回開催を続けていきますので、5ヶ月齢以内の子犬を飼い始めた方は是非参加してみて下さい。わんちゃんはもちろん、飼い主さんの「犬」に対する知識・意識レベルが上がること間違いなしです!(^_^)

関東からの来院

2013年06月18日

去年の11月以来の来院です。
今回は某有名男性ダンス&ボーカルユニット、エグ○イルのナゴヤドームコンサートの「ついで」に来てくれました。ついでにしては遠い!(笑)
「ついで」でも車で6時間もかかってわざわざ診察を受けにきてくれるのは本当に嬉しいですし、ありがたいことです。
もう無事に帰り着いたと思いますが、コンサート疲れをとってまたお仕事頑張って下さい!
また来てね♪
リトルとチコ

パピークラス続報

2013年06月14日

こんにちは。

名古屋は昨日13日、気温35度を超える猛暑日を記録しました。明治の観測開始以降で史上最速での猛暑日の記録だそうです。
皆さん、人間もペットも熱中症にはくれぐれもお気をつけ下さい。
犬の熱中症は真夏よりもその前後の6月や9月に多く経験します。本当に暑い季節は人間も暑いので気をつけるのですが、「まだ(もう)大丈夫だろう」という人間の油断が、犬の熱中症を引き起こし易いのでしょう。

さて、今月18日にスタートするパピークラスですが、既に4件のお申し込みがありました。想像以上の反響に驚くとともに、焦っています(^^; 新しいことを始めるときは不安と緊張を伴いますね。
でも安心して下さい! パピークラスの講師は僕ではなく、経験豊富な講師のみなさんですから!(笑)
とはいってもせっかく病院でパピークラスをするのですから、自分も獣医師・院長として、ドッグトレーナーと動物病院のコラボレーションでみなさまの愛犬の生涯にわたるケアを実践していきたいと思っています。

ちなみに、パピークラスに参加するメリットは色々たくさんあります。参加するメリットを書くといっぱいあって大変なので、参加しないデメリットを端的に書くと「引きこもりでは社会になじめない」でしょうか。
ときどき「うちの犬は、他の人・犬と仲良くできないダメな子で・・・」と聞きますが、これを人間世界に例えると、、、
『親(飼い主)が乳児(子犬)を病気にならないようにと散歩に出かけたとしても他人や他の子供を避けるようにし、この子には必要ないといって幼稚園や小学校、中学校に通わせず、大人になってから「ああ、うちの子は社会になじめず問題を起こすダメな子で・・・」』
と言っているのと同じでしょう。
「家族」として犬を飼うのであれば、飼い主が「子犬」を「成犬」に育てるための勉強をし、それを実践することが求められる時代であると思います。

まぁでも、あまり難しく考えずに気軽に参加して下さい。経験することが大事です!

質問・申込など、遠慮なくご連絡下さい。

パピークラス・犬の行動クリニックをスタートします!

2013年06月05日

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いよいよ準備を進めていましたパピークラスと犬の行動クリニックをスタートします。

特に仔犬を飼い始めた方は、これから長い愛犬との生活が待っています。
仔犬の時期の過ごし方・接し方が今後の愛犬との生活を大きく左右します。

愛犬との楽しく豊かな生活を送るために、是非ご参加ください!

ユーカヌバ療法食キャンペーン

2013年05月30日

こんにちは。
6月2日日曜日は、「猫の行動学セミナー」参加のため、診察時間を30分短縮して12:30までとさせて頂きます。よろしくお願いします。

さて、当院ではメーカー協賛によりアイムス社の病院用療法食、「ユーカヌバ・ベテリナリー・ダイエット」がお得にお買い求めいただけます。
ユーカヌバ

ご購入の方にはポイントカードを発行します。
ユーカヌバポイントカード

5個買うと、なんと1個もらえるカードです。(有効期間12ヶ月)
その還元率なんと、約17%
事前に電話・FAX・メールで同時に2個以上まとめて予約注文を頂いた場合は、さらに8%off
ただし配送はできません。

おすすめは「ヘルシー・エイジング・プラス」です。わんちゃんのシニア食で良質なものをお捜し方は是非お試し下さい。高齢になるとかなり高い確率で認められる関節疾患を栄養学的にサポートします。小袋サンプルもあります。詳しくはお問い合わせ下さい。

笑顔フォトコンテスト2013

2013年05月21日

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歯が写った写真データを送ると、抽選で写真入りのマグカップがもらえるそうです。
対象は、「我こそは!!と思う愛犬」と書いてあります。
気になる点としては、「6月4日は‘虫歯予防’デー」と書いてあります。犬猫は虫歯にほぼならないですけどね(^^;

犬や猫が虫歯にならない理由は、
1. 唾液がアルカリ性(人は弱酸性)
2.歯の形
3. 唾液にほぼアミラーゼ(酵素)が含まれない → 口の中で糖が発生しない
からだそうです。

犬も猫も歯石が付いてひどい歯周病になっちゃうので、歯みがきを強くお勧めします。でもいきなり口に歯ブラシを突っ込んだら、まず歯磨き恐怖症になります。最初は、歯ブラシを見せてご褒美、次に歯ブラシをタッチしてご褒美など、段階をふんで練習しましょう。

ストラップ

2013年05月15日

糖尿病で治療中のわんちゃんの飼い主さんから手作りのストラップを頂きました。
クオリティー高い!
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さっそくmyスマホに付けてみました。2年以上スマホ使って初めてのストラップ。
普段スマホとしての機能はほぼ使っていません。通話専用スマホ(笑)
MacBookAirの方が100倍使い勝手が良いです。ほぼ家か病院かにしかいないですからね。

ちなみにこの患者さんは麻布大学獣医学部の大学病院で治療していたのですが、ご縁あって当院で継続治療をしていくことになりました。一日2回のインスリン注射と食事・飲水量の管理が必要です。糖尿病治療は飼い主さんの負担が大きい治療の1つです。少しでもスムーズな管理ができるようにお手伝いさせて頂けたらと思います。

腸閉塞(イレウス)

2013年05月07日

明け方から何度も吐き、急激に元気がなくなったとのことで2kgのわんちゃんが来院しました。
お腹に1cm強の球形のものが触知され、その部分を触ると強い痛みを示し、元気も全くなかったため、腸管内異物による腸閉塞が強く疑われる状況です。
手術を前提として入院としました。ところが、血管から点滴を流して暫くするとなんと触れたはずの異物が触れなくなりました。さらに翌日、また異物が触れるようになりました。そして便から出てきたのがこれ。
腸管内異物梅干しの種?けっこう大きいです。
つまり、、、胃⇒小腸⇒大腸⇒外界の流れで、小腸で一度詰まって瀕死の状態になり、点滴で血の巡りが良くなり腸が動き出して大腸へ、そして外へ。

超小型犬でこのサイズの異物が一度詰まって出てくるのは、かなりの幸運です。今までで一番幸運かも。

皆さんも気をつけて下さい。
犬は、種、リンゴ(よく食道に詰まらせます)、焼き鳥の串、爪楊枝付きのたべものなどが多いです。かなり巨大な生栗三個食べたM.ダックスさんを診たこともあります(^^;
猫は、ひも状物、裁縫糸&裁縫針、毛玉&髪の毛(長毛種)など長いものを舐めとって、ずるずると飲み込んでしまうことが多いです。

基本は何か飲み込んだら、とりあえず病院へ。たまに吐かせようと家で頑張る飼い主さんもいらっしゃいますが、色々と危ないのでやめておきましょう。(塩を口に突っ込んでしまう方がたまにいるんです(汗))

ゴールデンウィークの診察

2013年04月28日

ゴールデンウィーク中は特に休診日はありません。いつも通り木曜日のみ休診です。
ただし祝日は診察時間が9:00~13:00ですので、
・4月29日月曜日(昭和の日)
・5月3日金曜日(憲法記念日)
・  4日土曜日(みどりの日)
・  5日日曜日(こどもの日)
・  6日月曜日(振替休日)
は祝日の診察時間、9:00~13:00となります。

よろしくお願いします。

そういえば祝日の名前っていつ変わったっけと調べたら、4月29日は元々「天皇誕生日」という祝日で、平成になり「みどりの日」に変更、その後平成19年から現在の「昭和の日」になっていたんですね。それと同時に「みどりの日」が5月4日に移動したそうです。なるほど。。。常識ですかね? 就職してから祝日はずっと仕事だったのであまり考えていませんでした(^ ^;

犬の行動学

2013年04月24日

「うちの犬は怖がりだ、うちの犬は無駄吠えする、うちの犬は狂暴で咬みつく」これらは動物病院で診察をしていると、非常に多く聞く飼い主さんの言葉です。
では、これらは全てその犬の問題でしょうか?

いいえ。

ほとんどの場合、犬が犬同士の付き合い方・人間との付き合い方を学ぶ生後数か月の間にその学習の場を与えなかったことで生じている、つまり人間側の責任である場合がほとんどです。さらに「吠える・咬む」という場合は、その子が吠える・咬まざるを得ない方向へ飼い主側が導いてしまっている場合が多くあります。

庭に番犬として鎖で繋いでいた時代は今や昔。犬を可愛がり、犬に家族として人間社会に適応するように強制する時代。反面、その犬の特性を理解しようとする動きは小さく、「問題行動」として飼育放棄されることも社会問題となっています。そこで、犬本来の特性を理解し、それを利用して、人間社会に適応できるようにと、動物行動学という学問が注目されてきました。

僕自身も犬の行動学の教科書的な知識はある程度あるものの、それを実践する能力も経験もありません。
開業してから、その穴を埋めることはできないかとずっと考えていました。
いまだに昔の警察犬のように罰(痛み)で犬を「訓練」したり、服従訓練だといってマズルコントロールや仰向けで押さえつけるなど恐怖により犬を「しつける」としている動物関係者が多いのが現状だと思います。
(注:罰などによるしつけを否定するものではありません。一般の方(家庭犬)が行う方法として副作用や危険性が高いという意味です。また警察犬の育成方法も多様です。)

そこで、ひょんなきっかけからあるドッグトレーナーの方にお話を聞きに行きました。
驚きました。こんな学術的にドッグトレーニングを実践している方がいるのだと(^^;
今後良い連携を取っていけたらと思います。
飼い主さんと家族であるわんこのために、犬の行動学に関して啓蒙していけたらと思います。
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